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連休とか

 金曜日、発売される漫画を買いに行こうと、仕事を頑張った。周りが皆いなくなって、尊敬している社員さんが辞めるという話を聞いてショックを受けながら、それでも頑張った。職場を出て本屋へ直行、しかし漫画は置いてなかった。もう一軒ハシゴしてみた、けれどそこにも置いてなかった。虚ろな気分でふらふらと帰途につく。確認してみたら、作品のブログの記事では11/20だったのに、作者のサイトでは24になってる!? さらに出版社のサイトでは27になってる!?? いつだおい!
 悔しかったので、金曜日の夜はシャルロッカ飲みながらお借りした『あずまんが大王』読んでた。今更だけど読んでなかった。読んでなかったと思ってたけど一巻は既読だった。大阪好き。榊さん可愛い。ちよちゃんのおとうさん最強。夜中にクスクス笑いっぱなしだった。怪しい。
 ……というようなことを書こうと思いながら寝た。

 アンテナくんに借りたU2聞いてる。この前、日曜日二十四時ごろにBSでやってる『World Rock Live』という番組でライブ見た。鳥肌立った。若い頃の映像も流れたんだけど、それもよかったなあ。これも今更だけど。(『WRL』が結構好き。Arctic Monkeysのライブもよかったし、COLDPLAYもやってたし、今週はBjörkさんだった。)
 ふと思い立って塔盤行った。sooner / Scale of RimeとHarp On Mouth Sextet / Sound Gardenとaus / Light In August, Laterを購入。携帯会員5000円以上購入の場合10%OFFというので、むりやり5000円以上にした感があったんだけど、聞いてみたら外れがなくて嬉しかった。
 soonerは前に書いた、Caelum / Weather Reportの人が参加してるユニットで、丸くて優しいノイズとピアノの奏でる美メロの調和が素敵だ。たまに入る不穏なメロディも癖になる。
 Harp On Mouth Sextetは、ずいぶん前にオフィシャルブログ様の足跡が残っていて(!)知った。聞いてると自然に頭振っちゃう。
 最近のausさんの音は繊細だ。LangとかAntwarpsを聞いたときみたいな高揚感はないけど、空間の広さと染みていく感じが心地よい。

 スタバのクリスマス仕様の、キャラメルのやつ飲んだ。なんかパッとしなかった。ダークチェリーを一口いただいたけど、たぶん自分では頼まないな。あとはシュークリームとか食べた。高いパン屋でパンを買う。メロンパンとクロワッサン。翌日の朝食になった。
 雨の中ドライブして、その先の喫茶店でブレンド飲んだ。ケーキを頼めばよかったと後悔した。山の中に迷い込んで、グネグネ道を上がったり下がったり。雨のせいで森が鬱蒼としてた。コンビニでチャーシューまんを食べたら、今までに食べた中華まんの中でもダントツ一位ってくらいに美味くてびっくりした。帰りにお洒落なケーキ屋さんでマロンとカシスのケーキを買う。ちょっとお酒がきいてて車が不安だったけど、美味しかった。

 連休三日目は寝て過ごした。起きたら午後二時で、菓子食べてココア飲んでゲームして、また寝て、夕飯食べて、また寝て、風呂入って今に至る。自堕落。寝すぎたせいか風邪ひいたのか頭いたい。もう、寝よう。

* 久し振りの今日の音楽紹介
Harp On Mouth Sextet
京都の電子音楽家RUBYORLA(ルビオラ)を中心とし、 平安に生まれたとされる宮廷音楽「雅楽」を笙や篳篥等の伝統和楽器を用いず ミニマル・現代音楽以降の独自の方法論で演奏する電子音楽プロジェクト。女性6人(改造ハーモニカetc.)、男性2人(LIVE P.A.+テノリオン、パーカッションetc.)で構成される。(MySpaceより抜粋)
ブログの紹介に「踊れる雅楽」とある通り、和なダンスミュージックだ。ハーモニカの広がるような音が陶酔感を誘い、細かく刻むリズムに身体が揺さぶられる。白い布を垂らした麦藁帽を被り、白衣(びゃくえ)を身にまとったメンバーの姿も圧巻。
オフィシャルサイト blog MySpace
オススメはなんといっても『大団演舞』(リンク先はYouTube.『大団演舞 - 最終章』の方が音質がいいかも)。何度聞いても飛べる。

ボトルネック

ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)
(2009/09/29)
米澤 穂信

商品詳細を見る

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。
世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
(裏表紙の紹介文より)


 痛々しい話だった。思春期特有の陰鬱な妄想が、現実として目の前に立ちはだかる。さらにそれを裏付けるエピソードが、次々と展開されていく。これを絶望的と言わずしてなんと言う。冒頭の両親のエピソードあたりで方向性は見えていたのだが、ここまで容赦なく書ききるなんて。米澤穂信さん、恐るべし。

 今作を読んでいて、文章と物語構成の技術の高さを随所に感じた。
 とにかく読みやすい。購入してからしばらく積読状態だったのだが、読み始めてからはあっという間だった。会話のテンポのよさと、展開の緩急のつけ方が巧い。どんどん引き込まれていく。
 また、ミステリの「におい」みたいなものが感じられなかったことも大きい。「これが謎ですよ」「今から謎をときますよ」みたいな流れ、あるいは推理という特殊な思考がかもし出す、独特の雰囲気。作品によっては、そのにおいが鼻について、自然に物語世界に入っていけなかったりする。今作は米澤先生の作品の中でも格段にそのにおいが抑えられ、ミステリ的な要素が話の筋にうまく溶け込んでいる。この点は、これまで「日常の謎」ミステリを書いてきた著者ならではの手腕と言えるかもしれない。
 あとは伏線の張り方と、その回収の仕方。序章の六ページに盛り込まれた伏線の多いこと。この密度は凄い。文章に無駄がない、これぞプロの仕事である。その後も、一つのエピソードに複数の伏線を潜ませ、何度かに分けて回収するなど、呼んでいて感嘆しきりだった。
 米澤穂信さんは、すごい。

 金沢を舞台としているんだけれど、「弁当忘れても傘忘れるな」というローカルの諺とか、金沢在住の方が運営されているテキストサイトで読んだ覚えがあって、ああって思った。僕は北陸で暮らしたことがないけれど、金沢の人が読むとまた違った感慨みたいなものが沸くのではないかと。どんよりと立ち込める北陸特有の分厚い雲が、暗澹たる主人公の行く末とリンクしたりとか。

 主人公がラストでどちらを選択したのかは、読者の想像に委ねられている。今の僕は、後者として読まざるを得ない。前者の選択肢は、すでに塗り潰されている。

* 他の米澤さん作品の、拙い感想
古典部シリーズ:
氷菓 愚者のエンドロール クドリャフカの順番
小市民シリーズ:
春季限定いちごタルト事件 夏季限定トロピカルパフェ事件 秋期限定栗きんとん事件
そのほか:
犬はどこだ

本の紹介 - 小説・文学


地獄へ道連れ/またさようなら

 日曜日の訪問者数が40とかなってた。平均20のディスブログ管理人のさぼてん(つまり僕)はうろたえた。まず思ったことが「え、なに、どっかの記事で小火出た?」とか「うわ、どっかから批判リンクとか貼られた?」とか。ええ、小心者ですとも。
 調べてみたら『来世であいましょう』の検索でいらっしゃった方多数とのこと。ようこそいらっしゃいました。拙い感想ですみません。『来世であいましょう』面白いですよ、未読の方はぜひ。

 職場環境が悪化しそう。なんとなく岐路だと思った。いつも唐突だ。続けたくないけど辞めるとも言えない。自分が甘いという自覚はあるつもりだけれど、それでも気持ち悪い。前に進みたいけど、今の心境は地獄へ道連れみたいな感じ。

 なんとなくで焼き物の町へ。ふと入ったお店で、急須の緻密なつくりと、使い込んでいくにつれてつやが出てくることを教えてもらう。巨大な招き猫の頭部とか見てはしゃぐ。
 それから夜の海へ。嫌なことがあったとき、自転車で片道四時間くらいかけて行ったことを思い出した。真っ暗な砂浜に立って見上げると、そこには美しい星空が。仕組まれたみたいなタイミングで流れ星が光って、「あ!」と同時に声を上げる。天の川まで見たのは久し振りだ。冷たい風に震えながら、「フォーマルハウトってあれだっけ?」「くじら座ってどこにあったっけ?」「秋の星座はあまり縁がなかったからなぁ……」とか話す。
 焼き物の町で、散歩道沿いのだんご屋さんに声をかけられ、しょうゆ味のだんごを食べた。あとあまりの寒さに耐えかねて買ったコンビニのあんまん。海沿いのカフェレストランで夕飯のデザートにモンブラン。けっこう甘かった。スタバのクリスマス仕様のジンジャーなんたらは、コーヒーとジンジャーの組み合わせが不思議だったけど美味しかった。ハーゲンダッツがクレープ屋さんにかわってて、キャラメルとガトーショコラが入ったのを食べたんだけど、案外重かった。

 また好きなサイトが閉鎖してしまった。
 そのひとの言葉が好きだった。起伏に飛んだ滑り台のような感情の波。白を基調とした画面、細い線で描かれる美しくてグロテスクな花。自分の口から出た煙を、眉を寄せて眺める、伏せがちな目。無邪気な子供のようでありながら、湿り気を帯びていない性描写も。
 相変わらずの一方通行で、コメントなどしたことはない。なんと話しかければいいかわからなかった。孤独を望んでいるような印象があった。僕が勝手にそう決め付けていたのかもしれないが。日記を読んでいたわけでもない。僕が好きだったのは、そのひとの日常ではなかった。
 足繁く通っていたかと言われると、そうでもないかもしれない。隅から隅まで読み尽くしたかと言われると、そうでもない気がする。けれど、あの場所にあったいくつかの世界にもう触れることがかなわないのかと思うと、やっぱり寂しいのだ。

 以前、詩の投稿サイトみたいなところに登録していたことがあって、久し振りにそこを訪れてみた。過去に自分がオススメした誰かの作品をもう一度読んだけれど、いったい何がよかったのかがわからなかった。自分の書いたものを覚えてなくて、へえこんなこと書いてたんだ、と新鮮な気分で読んだ。ちょっとくどいな、もっと枝葉を切り落とせばいいのに、と思う。けれどそれはあくまでも読む側の視点であって、僕にはもう詩を書くということが考えられなかった。
 詩には詩の書き方、読み方があり、最近の僕はそのような書き方、読み方から離れているため、書くこともできず、読むこともできなくなってしまった、とか。何がよかったのかがわからないということについては、好みが変わったのかもしれない。でもどちらも言い訳くさい。以前より感受性が鈍くなってしまったのか、と思わずにはいられない。

 平日休み。またしても、日がな一日眠って過ごしてしまった。

風邪ひいた、かも

 火曜日は恒例の(?)平日休み。だったのだが、頭が痛くてずっと寝ていた。

 月曜日、帰宅して夕飯を食べて、ジンのペリエライム割りを飲みながらネットを徘徊していたら、そのまま寝落ち。大体十一時半くらいから、翌五時半くらいまで六時間。起きて朝風呂に入る。「あー、ひさびさにやっちまったな」という感じ。食器が洗ってなかったので洗う。珍しく早起きしたから、今日はどこか行こうかな、とか思いつつ九時くらいまでネットして、また寝てしまう。起きたら午後三時。「頭いてー」のそのそと起きて、ご飯を食べる。菓子も食べる。それからまたネットとかゲームとか本読んだりとかしてたけど、頭痛がひどくて意識が朦朧として、半分寝てた。六時くらいから眠って九時に起きる。夕飯を食べる。じゃがいものポタージュスープが温かくて美味しかった。やっぱり頭痛がひどくて十時にまた眠る。起きたら翌一時半。また食器洗って、風呂に入って、ハンカチと服にアイロンかけて、なぜかボタン付けとかして、今に至る。
 ええとつまり……十八時間半とか寝てるわけですね。寝すぎですね。昨日は寝るか食べるかネットするか食器洗いするかしかなかったわけですね。阿呆ですね。僕はいわゆる阿呆な食器洗い機ですね。

 そんなわけで、眠れない。眠れないので、音楽聞きながら適当にだらだら文章書く。頭痛は治まった。さっき風邪薬飲んだからかもしれない。風邪薬飲んだら寝なきゃいけないんだけど、眠くない。そういえば、風邪薬飲んでむりやり起きているとすげーハイになるんだけど、あれって僕だけかな? ちなみに今は比較的ハイだ。さっきまで超絶ロウだったので、自分は躁鬱病か思春期かどちらかだと思う。たぶん後者。お前いくつだよ。

 長時間眠った後は気分が滅入る。時間を無駄に過ごしてしまったような気がするから。あとは脳細胞が死滅しているからだと思う。たぶんここ二日で僕の脳細胞三分の一くらい死んでる。返して!私の脳細胞を返して!
「ふふふ、返してほしければ、明日の午後九時に一億持って○×埠頭まで来い。もちろんキャッシュで、ナンバーは揃えるな。じゃあな」
「待って!あの子の、私の脳細胞の声を聞かせ」ガチャン、ツーツーツー
 ……あー、本当に戻ってこないかな僕の死滅した脳細胞。

 11月11日はポッキー&プリッツの日らしい。最近食べてないな。

 ボタン付けした。去年に買った秋コートのボタンが緩々で、今にも取れてしまいそうだったから。自転車に乗っているときに取れてしまったらなくすのは確実なので、そうならないように。とりあえず緩さの程度がひどかった二つをやろうと思ったんだけど、やり始めたら他のボタンの緩さが気になってしまい、結局四つくらいやった。
 ボタン付けの作業が好きだ。糸を二本まとめて玉結びする。表から針を通し、裏からもう一度表に出す。四つ穴ボタンの一つの穴から、斜めの位置にある穴に針を通して、布の裏へ。糸をぴんと引っ張って、また針を表に出し、残り二つの穴に通して、布の裏へ。糸が緩くならないよう気をつけながら、×印を三回繰り返し描く。最初に結んだ玉を囲むようにしながら、布の裏の糸が目立たないようにするのがポイント。それが終わったら、針をボタンの下に出して、ぐるぐると五回くらい巻く。ここでも緩くならないように糸を引っ張る。針を布に通して、もう一度しっかり引っ張ってから、玉止めする。(ほとんどうろ覚えなので、間違ってるかも。最後の玉止めをボタンの下でできれば、布の裏がきれいになるんだけど……。)
 ボタン付けをした後のしっかりとしたボタンが好きだ。あとはボタンの裏の糸が目立たないようにできると嬉しい。作業しながら、「お前は変なところで完璧主義なんだ」と言われたことを思い出した。「そのくせ、他の人が頑張ってるような、重要なところで力を抜く」誰に言われたんだったか。
 高校の家庭科の授業で、おばちゃんの先生が「お店で売ってる服のボタンなんかね、すぐ取れちゃうのよ。全部、機械で簡単につけてあるだけなんだから。だからボタン付けくらい覚えておきなさい」と言っていた。あの先生は「口うるさい母親」って感じだったな。最近、服を買う店がかわってからは、その台詞をよく思い出す。着もしないうちにボタンが外れるような状態なので。以前買っていたお店は地元の小さなチェーン店だったけれど、そのようなことはなかった。もう潰れてしまったが。
 ボタン付けをしながら高校時代のこととかを色々思い出していた。過去の記憶は、時間が経つに連れて美化されてしまう。楽しい記憶はまだしも、悲しい記憶や、痛々しい記憶までも美化されてしまうのは、我ながら呆れる。さすがにもう、あの頃のことを引きずってはいないと思うけど、たぶんあのあたりで僕の成長は止まってしまっている、そんな気がする。

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Author:さぼてん
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