最近読んだ本
![]() | ポーの話 (新潮文庫) (2008/09/30) いしい しんじ 商品詳細を見る |
川と海を軸に、広く深い世界を描いたファンタジー。『ゲド戦記』を読んだときの感覚に近かった。ゆっくりとした語り口が心地よく、抵抗なく世界に入っていける。とにかく読んでいる最中、読んだあと、染みるような温かさが自分の内に満ちていた。他の作品も漁りたい。
![]() | 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) (2008/07/29) 道尾 秀介 商品詳細を見る |
「このミステリーがすごい!2009」作者別一位、という帯に惹かれて。僕はトリックを看破することができないので、作者の思惑通り(?)あちこち引っ張り回された。終盤、頭を殴られるみたいな衝撃と、やりきれない痛々しさが強烈だった。これは確かに、凄い。
![]() | 少女には向かない職業 (創元推理文庫) (2007/12) 桜庭 一樹 商品詳細を見る |
白状すると、僕の趣味ど真ん中な作品だった。出勤途中と帰宅途中の良い清涼剤。地下鉄の中バスの中でニヤニヤしてたのは僕です怪しくてごめんなさい。裏表紙の紹介文を読んだときから予想はしていたんだけど、これほどまでとは。乙一さんの『GOTH』以来の嬉しさだった。
……と書いて冷静に見直してみると、中二なんだよね……。主人公からしてリアル中二だし(意図的?)。
![]() | 終末のフール (集英社文庫) (2009/06/26) 伊坂幸太郎 商品詳細を見る |
地球滅亡を三年後に控え、小康状態にある世界を舞台に、八人の登場人物がそれぞれの物語を紡ぐ。八つの連作短編で、相変わらず伊坂さんらしいというか、それぞれの話の中で登場人物がリンクしている。
『冬眠のガール』が文句なしトップで(女の子視点の恋愛ものに弱い今日この頃)、あとは『演劇のオール』のドタバタが好きかな。伊坂さんの話はとかく登場人物が魅力的。そして一つ一つの小さなエピソードが光っている。
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