初・地サイダー

 先週養老に行ったとき、養老駅の売店で「養老山麓サイダー」が置いてあるのを見つけた。養老の名水をベースに、甘味にはグラニュー糖のみを使用した「地サイダー」である。僕は興奮した。入手困難と言われる(ネットで買えるけど)地サイダーに出会えるとは! 迷わず購入した。
 そして先日ついにその栓を開けたのであった。
 グラスに注がれ、泡立つ無色透明の液体。その味は……? 高鳴る胸の鼓動を抑えつつ、グラスに口をつけ、ゆっくりと傾ける。

 ゴクリ

「こ、これは……美味いっ!」

 口に入れた瞬間、ふわりと広がる甘味。そして控え目ながらしゅわっと弾ける炭酸の清涼感。口に入れた瞬間はかなりの甘さを感じるのに、口当たりは非常にさっぱりとしており、べたつかない。なんという黄金比! こんなに美味いサイダーがあったのか!
 気づけばグラスは空になり、瓶の中の残りもあっという間に飲み干してしまった。

……というわけで、サイダーを褒め称えるなんだか気持ち悪い書き出しにしてみた。
 いやでもね、そうは言ってもね、奥さん、あれは美味すぎですよ。まずやっぱり水が美味い。そして繰り返すけど甘味がべたつかない。そして炭酸がきつ過ぎず、サイダーの甘味と香りを壊してない。もうなんていうか、僕の中の理想のバランスだったわけですよ。一口飲んだとき思ったね。僕はこれを求めていたんだと。

……というわけで、養老にお立ち寄りの際は、ぜひとも養老山麓サイダーを。養老インターでも売ってるらしいよ。
 今、ネットで箱買いするか本気で悩んでる。


 けっこう遅くまで開いている、酒と煙草の店に初めて入ってみた。広くはない細長い店内、壁一面が棚、そこにひしめく酒のボトル。なかなか品揃えがよく値段も安い、いいお店だった。ビフィーターの47度が置いてあったのが嬉しくて、ついつい購入。しばらくはジンバックもどきとジントニックもどきを楽しもう(もどきの理由は、ライムとレモンがないから。ただのジンジャー割りとトニック割りだ)。煙草は吸わないので縁がないが、これから酒を買うときはあそこにしようかなと思う。ちゃんとウィルキンソンのジンジャーとトニックも売ってるし。
 それにしても酒が美味い。ジンの香りを久し振りにかいだだけで幸せな気分になってしまった。お手軽価格の幸せ。

 今更ながらアジカンの『ワールド ワールド ワールド』と『未だ見ぬ明日に』を聞く。予想していたよりかなりよくて、うわ、買えばよかったって思う。でも今更買うのもなあ……。ドラムは相変わらずすげえ、そしてギターがより面白くなってる。『アフターダーク』いいね。そこから『No.9』までの流れが最高。特に『ネオテニー』の盛り上がり方は半端ない。『或る街の群青』は言わずと知れた名曲。『未だ見ぬ明日に』では、タイトル曲と『脈打つ生命』『ムスタング』あたりが好み。

 漫喫に行ってマンガを読む。
『寄生獣』の岩明均さんの『ヒストリエ』。戦闘シーンにゾクゾクする。登場人物がすました顔で人を斬っていくシーンで、岩明さんの描く「すました顔」というのがなんだかとても怖い。あまりに淡々とし過ぎているからかな。(まあ、そこがいいんだけど。冷めてる主人公が好きだ。)
 次に羽海野チカさんの『3月のライオン』。実は『ハチクロ』読んだことないので、これが羽海野さん初。絵、可愛いっすね。和んだ。ただ一点、将棋マンガなんだけど、駒の動きが棋譜で書かれていて、棋譜読み慣れてない身としてはううーんって感じだった。メインが棋士である主人公の内面、そしてその周りの人々との関わり合いにおかれているっぽいので、そこはツッコむべきところではないのかもしれないけど……。

 今週の甘いものは、遠出した先の喫茶店で食べたチーズケーキ(コーヒーは普通、僕はもっと苦いのが好きだと思った)。あとT珈琲のカフェモカと、スーパーで買った150円くらいのシフォンケーキ。あ、まだあった、白い針が買ってきてくれた、お芋屋さんの芋けんぴと、紅茶屋さんのスコーン。

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Author:さぼてん
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