屍鬼1・2
| 屍鬼 1 (2008/07/04) 藤崎 竜 小野 不由美 商品詳細を見る | ![]() | ![]() | 屍鬼 2 (2008/07/04) 藤崎 竜 小野 不由美 商品詳細を見る |
少し遅くなりましたが、感想など。待っていました藤崎さん。この絵のクオリティの高さ。センスのよさ。好きだわあ。
199X年の夏、山に囲まれた人口わずか1300人の外場村(そとばむら)で、原因不明の3名の死体が発見された。同時期、古い洋館に越してきた桐敷(きりしき)一家と接触した女子高生・清水恵(しみずめぐみ)が行方不明に。相次ぐ怪事件……凄烈なる夏が始まる!(1巻裏表紙の紹介文より)
原作は『十二国記』で有名な小野 不由美さん。実は一冊も読んだことないですすみません。読むならこの『屍鬼』がいいなとは思っていたんだけど。ってか、今調べて知ったんだけどミステリの綾辻さんの奥さんなのね。そして伝説の(?)京都大学推理小説研究会出身という……うわお。
物語としては今のところまだなんともいえない。ああ結構、順当なホラーなのかな、という印象。原作も読んでないので多くは語れませぬ。
そもそもこのマンガを買ったのは、ほかならぬ藤崎さんが描いていたから。全コミックを所有しているわけではないけど、『サイコプラス』がジャンプに載ってた頃からファンだ。絵のセンスのよさ(特にカラー絵のセンスが最高)、短編の描き込みの凄まじさ、ギャグも交えてゆるく、ときどきシュール、それでも芯の通った物語。そういうところが好き。
今回の『屍鬼』はというと、全体的に絵が濃いい。常にびっしりな感じ。あとは映像表現が恐怖を煽る。一番よかったのが、2巻の「誰かが階段を上ってくる……」というシーン。部屋の壁とかがパースになって透けて、階段を上ってくる人影が描いてあるんだけど、「見えないものを想像する」怖さが巧みに表現されている。あのページは鳥肌ものだった。
個人的には、藤崎さんの描くコロコロしたメカとかが好きなので(『ワークワーク』は思い切りツボだった)、そういうのが出てこないだろう点が残念。ただ、描いている方は色々遊んでいるようで、キャラの髪が明らかにあり得ない形をしていたりとか、そもそもキャラ自体が異彩を放ちすぎていたりとか、そういうところは楽しい。
ところで今回は1・2巻同時発売ということで、月刊にしてはかなりのハードスケジュールだったようだ。とはいえ、完成したものを見る限り、藤崎さんはやっぱり週刊より月刊向きだと思うのは僕だけだろうか。
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