ウルトラバロック・デプログラマー3

ウルトラバロック・デプログラマー 3 (ヤングガンガンコミックス)ウルトラバロック・デプログラマー 3
(2009/03/25)
いとう せいこう
浅田 寅ヲ

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脳をクラッシュされた解体屋(デプログラマー)は精神科医志望の少年・ソラチャイと女性医師の知香の協力のもと、完全復活するために大きな賭けにでる。それは、解体の素人であるソラチャイに心理手術を頼むという、一見暴挙とも思える決断であった!!
果たして、完全復活への道は開けるのか?
(裏表紙の紹介文より)

 1の感想 2の感想

 続きものの感想を書くときはどうしてもネタバレになってしまう。また、どうしても読んだ人しか分からないような閉ざされた文章を書いてしまう(これは続き物に限った話ではないが)。どうにかできないものか……と書いて前の感想読んだら、同じこと書いてた。成長してないな。

 相変わらずセンスが光っている。
 解体屋自身の精神世界の描写はもちろんのこと、今回は特にカラベラによる解体シーンが神がかっている。分解されていく世界が、小さな四角を大量に描くことで表現されているのは凄い。「ズン!」ってでかい背骨で世界を裂いて、めくれた向こう側からフードを目深に被ったカラベラが出てくるシーン、最高に格好良い。

 カラベラは手袋を取ると名前そのまんまの骨っぽい姿で(カラベラ=骸骨)、植物の根っぽいのが絡みついてたりして、キャラデザインが個人的にかなりツボだ。あと、三枚に下ろされて頭と背骨だけになっちゃう絵も好きだったり。(今回は他にも少々グロテスクな描写が含まれていた。)
 ディーことディアブロの台詞が面白い。「しょんぼりしない!」「アスパラ巻きにようじを刺す的な?」「くるくるまきちょっとなってた?」「悲しくなっちゃだめ」などなど。おちゃらけているのかそうでないのか、急にマジな口調になったりするから、このキャラは曲者だ。
「最中で言ったら皮」の解体屋は、無鉄砲で怖い。危なっかしいという意味ではなく、底知れない感じがする。

 今後は、知香さんのポジションが気になるところ。話の展開としては、アグリー・レインボウと合流してスクワッター編へ、というところだろうか。『パイドパイパー』といい、浅田寅ヲさんは抗争ものを描くのが好きだなあ……。

 ガンガンONLINEに掲載しているようだ。mixiの浅田寅ヲコミュでは「ちゃんと本で出してくれー」という声が上がっていたが、NETは一定期間経過すると掲載終了して読めなくなるようなので、ちゃんと本も出るのではないかと。NETだと先に進みすぎているため、読まずに本を待とうと思う。

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