諸星大二郎さん

今の家に引っ越す前、
TVとオーディオ機器と漫画の棚がひしめき合う部屋があった。
僕は両親の留守中にその部屋の古いソファに座ると、
乱雑に積み上げられた漫画を適当に引っ張り出して読んでいた。


諸星さんには小学生の頃からお世話になっていた気がします。
ジャンルはたぶん怪奇。いやもう昔は恐ろしくて仕方なかった。
ちなみに漫画はほとんど全て売られてしまいました。
(あー、今思い返すと、浦沢さんとか色々読みたいものがあったのに。)

彼方より―諸星大二郎自選短編集 彼方より―諸星大二郎自選短編集
諸星 大二郎 (2004/11)
集英社

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で、この前親が買ってきました。
オススメは『生物都市』『天神さま』『桃源記』『カオカオ様が通る』です。
特に『カオカオ様』は結構とっつきやすいんじゃないかと。

帽子を被ったスーツ姿の地球人「私」がその星で旅をし、
色々な民族、文化を見ていく物語『遠い国から』シリーズの中の一つ。
カオカオ様という謎の存在が通り過ぎていく場所に住む民族を見ていきます。


夢の木の下で 夢の木の下で
諸星 大二郎 (1998/07)
マガジンハウス

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『遠い国から』シリーズが(おそらく)全部入って、
他の短編ともしっかり関連づけられている本。これ、オススメです。
『遠い国から』シリーズは諸星作品の中でもかなりシュールに特化している気がします。
親曰く、「夢を見せられているよう」。
たしかにどこか歪んでいて、それをそういうものだと認識せざるを得ない、
というか認識させられてしまう感覚は夢っぽいです。

載っている『壁男』は阿部公房に似たような話があったような。


諸怪志異 (1) 異界録    アクションコミックス 諸怪志異 (1) 異界録 アクションコミックス
諸星 大二郎 (2000)
双葉社

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これは中国もの。「阿鬼シリーズ」の中の一つ。
阿鬼という、「見えないものが見える」男の子が色々な怪奇現象に遭う話。
(うわ、うまく紹介できない)
術(風水なのかな?)の先生がいい感じです。


あとはなんだろう……
「栞と紙魚子シリーズ」では先生の奥さんがよくわからなくて素敵。
娘さんが怖かった覚えが。これも結構シュールです。

怪奇は結構幅広くて、
「妖怪ハンターシリーズ」で日本の神様(『天神さま』)から妖怪まで、
中国の『桃源記』とか、殷の話とか、玄牝(げんぴん)の話とか、
シャーマン(アフリカ?)の話とか、インカ文明とかもなかったっけ。
ハーピーの話は全体的にえぐかった。
おそらく僕が一番最初に読んだ『アダムの肋骨』とか。

シュール&怪奇。たまに笑える。
この世界観、好きです。

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Author:さぼてん
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